都市に空ける野生の風穴

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金沢21世紀美術館へ。

金沢の街は、これらの街区を中心にどんどん変化しつつ、かといって周辺はかわらずで面白い。注目です。

目当てはOpen sky project。これは、ナウシカの乗っているアレをつくろうぜ!というプロジェクトで、同志が集まりがしがしつくってガシガシ飛ばそうぜ、というモノ。

展示されていたモノは、滑空機で、飛ぶの?というのを検討したものですね。いやー、実機を初めて見たので、感激です。
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鳥人間コンテストとは違って、距離を競うとかよりも、Open skyということばが示すように、空を自由に飛びたいな、的なアプローチだと勝手に解釈しています。だから、アートなのです。

さて、この金沢21世紀美術館、何なんだろうと思うと、やっぱり都市に空ける野生の風穴だぞ、と思います。

というのも、特別展は「ヤン・ファーブル×舟越桂」で、これは観ていただくしか無いのですが、非常にサイエンティフィックな目を持って世界を眺める作品と感じました。屍とか血とか躯とか、そいう生死観を表していたり。
その結果として、いきなりですが、チンコとかもフツーに出てくる訳です。しかも、美術館のフリースペースにもあるし。自然物だからとうぜんチンコもでてくるのですが、社会生活においてフツーは無しですよ、と。
ところが、美術館という場所であるからOKであると。

このコンテンツは、実はおもしろくて、美術館?って感じの若いあんちゃんもこれを観て爆笑というシーンをみて、なるほど美術館ってすごいぞ、と考えた次第です。
そして、この美術館は日本語では単純に美術館とありますが、英語だと21st century museum of contemporary Art, Kanazawaとあり、現代美術の美術館なのです。

現代の一般常識的生活とは裏腹の部分、それを個人的には野生と呼びましたが、その野生じみた部分がある社会というのが健全であるが、それがやっぱり抑圧されているもの。

観光地としての美術館が、この野生に対しての戦略を持ってまちづくりをしていると考えると、今後の地方のあり方ふくめて興味深い。
そして、風穴があけば、きっと飛べるぞと。

金沢21世紀美術館