海月姫とHANAE MORI

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東村アキコさんの、「主に泣いてます」 のジャケに衝撃をうけ、「海月姫」 を知人よりお借りして読むなど。感謝!

オタク女子のおおよそ知らない世界で(というか、まあマンガなんですけど)サクサク読み進めました。爆笑!だけでなくて、なんだかやる気が出たりもします。オススメです。

お話は、どんどん登場人物たちが活躍していくのですが、その過程がどうやら、お笑いパラダイスキス 、、、などとも思いましたが、話がファッションの方向に振れていって興味津々。

で、ファッションっていってもなんだかなぁよく知らないということで、その名も「ファッション―蝶は国境をこえる」 という森英恵さんの本を読みましたよ。

森さん、まだ存命で、、、というとたいへん失礼ですが、戦後のファッション界を牽引してきたのだなと実感です。ええと、しらべたところによりますと、森泉さんのおばあさまでもいらっしゃると。

この本では、ご自身の半生、ファッションに携わってきたことでのエピソードや、その過程でお持ちになった思想を綴られています。

衝撃なのは、戦後、洋裁を初めたのが降り出して、あれよあれよという間に、大スターであった石原裕次郎さんや北原三枝さんが主演をつとめた狂った果実などの映画で使う衣装デザインを手がけたり、アメリカやヨーロッパでのデビュー、インドや中国での活動、レーガン元大統領の夫人のお気に入りで政府要人の集まりに呼ばれたりと、ファッションってそこまでの活動の幅があるのか!と、普通の生活では思いもよらないエピソードだらけにびっくりしてしまいました。

自分は工学よりのデザインを指向しているので、デザインといって服飾デザインに話がいってしまうと、なんだかむずむずしてしまっていたのですが、ファッションデザインという分野もある体系に基づいたモードがありつつ、その体系を壊すというデザイナーのあり方というのにまず、芸術的な近接があるなぁと思てみたり。
もう一つは、機能としての服飾について。森さんは、女性にとって着心地のいいものというのは、やはり女性でないとつくれない、という考えをお持ちで、それは機能を考えるデザインという思考なんだな、と思いました。

個人的に、いいなぁとおもったエピソードは、仕事にちょっと疲れてフランスへいらっしゃったときのこと。それまではつくるばかりで作ってもらった事がなかったけれど、シャネルでスーツを作ったとの事。こないだ映画になってましたが、ココ・シャネルもまだ存命。出来上がってみると、実に着心地がよい。女性がつくった服で、まだまだやることがある、ああ、またファッションに向おうという気持ちになったそうです。

ファッションを知るということで、職業的なモチベーションアップというのもあるとおもうのですが、やっぱり着るものって、着る人にエネルギー与えるものなんだぁ、とおもいました。
で、そのスーツを来てらっしゃる写真ものっているんですが、なんとも可愛らしい!

で、最初のお話にもどって、海月姫でも服作りに謀殺される面々が描かれていますが、着るものに合わせてその人の態度も変わるもんだ!という考えをもった、女装好きの少年?というのはああ、それはありだなとすとんと理解できた次第です。華やかなのも指向しないとなぁ、と。

海月姫では、舞台の衣装を作るところから、ショーを開くところまで来てますが、今後どのような展開を見せるのか、森英恵さんの半生のように今後も波瀾万丈の展開(と抱腹絶倒)の展開に大期待です!

海月姫、オタクの方?
   
 パラダイス・キス、おしゃんてぃいなほう
   
新書の方は絶版みたいで、こちらが良いのかも。