タグ「金融 マンガ」が付けられているもの

あけおめ荒川アンダーザブリッジ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。

今年は雪の降る中、昨年は参加できなかった同級生との初詣に合流。声かけていただき感謝!で、解散後は2011年1月1日午前二時。さりとて山間に帰る手段無し。新年早々マンガ喫茶で就寝です。そして、新年そうそう手に取ったマンガは、荒川アンダーザブリッジ。ナイス。初笑い。

作者の中村光さん、女性の方だったのですねとこれ読んでわかりました。聖☆おにいさんも大好きで、ついいに単行本を年末買ってしまったのですが、哲学とか宗教とかって、なぜか男子学生のイメージが勝手にあって、男子が書いているモノと思い込んでました。不覚。

一方、年末年始は通貨戦争という本も読んでました。これは、金融資本家が地域や時代の節目のなかでどのように金融および通貨を支配して来たかを考証し、そのなかで、今後のドル基軸通貨体制が衰退していくシナリオを描いてみせています。

簡単には、広瀬隆氏の赤い盾を現代の視点から再度焼き直したということが言えるとおもいます。金融資本家がどのように全世界にネットワークを広げていったかは、この下知識があるとわかりやすい。

個人的に収穫だったのは、ナチス以前のドイツと金融資本との関係の記載が詳しい事。デザインの観点から、ワイマール、バウハウス、ナチスといった関係は切っても切れないのですが、その時代の研究では、金融資本の存在がまだうまく理解されていません。デザインという理想主義が戦争や金融資本に加担しているということは、みてみれば自明であり、しかしながらデザイナーという芸術的思考が結果的に世界を悪くしたのではないかという後ろめたさを明らかにしてみたいという目論みがあります。故に、この記載がヒントになるなと考えています。

で、細かいところは本を読んでいただくとして、さらに重要なのはこの本を書いたのは実は中国の方。宗鴻兵というエコノミスト?の方。金融の世界では、どうしたって今後、中国を抜きに世界を描くことはできないのですが、中国が抱えるドル建ての債券が、ドルの崩壊によって帳消しになるんじゃないのか?という警鐘をならしているのはなるほどとおもわれます。難しい話ですが、この辺りはアンテナはっておこうと思う2011年初頭です。

しかしながら、一方で橋の下で楽しく暮らしている世界を描いているマンガもあり、自分はそちらに共感しています。一人の人間として価値観はそれぞれですが、飯食って寝る、という自然の摂理は止められませんぜ、というのが寝正月の所感。