「池上」と一致するもの

工房的都市論16 芸は国を助ける

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諸般の事情で更新を自粛していたら早くも10ヶ月が経ち。恐ろしいものです。10ヶ月いろいろありましたが、直近のことで、池上永一さんの新作を渋谷TSUTAYAで発見、なんと、ということで早速読了です。

池上さんの作品は、シャングリ・ラというSF小説を読んだのがきっかけ。炭素経済の描写とか土地が持つ力、みたいな若干オカルトじみたところ、また、ぶっ飛んだ登場人物群となかなかのエンタテインメント。その他にも作品ありあますが、テンペストという小説では舞台を末期琉球王朝においた、これまたぶっ飛んだ登場人物群のお話。舞台や映像化もされたらしく、舞台は赤坂で仲間由紀恵さん主演のを見たりしたり。。。ということを過去にも書きましたね

合間にトロイメライを挟みつつ、新作の名は「黙示録 」。黙示録って行っても耶蘇のあれと違うで!って話なんですがタイトルから何やらおどろおどろしいオーラが。
帯から読み取れるのはコンテンツが琉球舞踊、しかも登場人物はどうやら男ばっかり、分厚い、ということでどうしたもんかなぁと思いましたが、読み始めてすぐの怒濤の展開にあっさり陥落。やはり池上さんの小説のぶっ飛んだスピード感は酔います。
そしてまた、なんと言いましょうか、雑草魂に火がつくというか、清々しい読了感です。ぜひオススメ。

さて、下記は読んだ後の所感です。

工房的都市論16 芸は国を助ける

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諸般の事情で更新を自粛していたら早くも10ヶ月が経ち。恐ろしいものです。10ヶ月いろいろありましたが、直近のことで、池上永一さんの新作を渋谷TSUTAYAで発見、なんと、ということで早速読了です。

池上さんの作品は、シャングリ・ラというSF小説を読んだのがきっかけ。炭素経済の描写とか土地が持つ力、みたいな若干オカルトじみたところ、また、ぶっ飛んだ登場人物群となかなかのエンタテインメント。その他にも作品ありあますが、テンペストという小説では舞台を末期琉球王朝においた、これまたぶっ飛んだ登場人物群のお話。舞台や映像化もされたらしく、舞台は赤坂で仲間由紀恵さん主演のを見たりしたり。。。ということを過去にも書きましたね

合間にトロイメライを挟みつつ、新作の名は「黙示録 」。黙示録って行っても耶蘇のあれと違うで!って話なんですがタイトルから何やらおどろおどろしいオーラが。
帯から読み取れるのはコンテンツが琉球舞踊、しかも登場人物はどうやら男ばっかり、分厚い、ということでどうしたもんかなぁと思いましたが、読み始めてすぐの怒濤の展開にあっさり陥落。やはり池上さんの小説のぶっ飛んだスピード感は酔います。
そしてまた、なんと言いましょうか、雑草魂に火がつくというか、清々しい読了感です。ぜひオススメ。

さて、下記は読んだ後の所感です。

トロイメライ

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トロイメライ、といってもシューマンではなく、池上永一さんの小説です。

いぜん、テンペストという小説を読みましたよ、と書きましたが、なんと新作が登場していたのですね。さっそく読んでみました。

いつものように、さわやか読後感です。

前作が上からの超人たちが織りなす話だとすれば、今回は、庶民目線からみた琉球王国という話になるかとおもいます。

ところが、そうはいっても、池上さんは超人あるいは常規を逸した人を描かざるを得ないと言いましょうか、そういう方が好きというか筆が走るとというか、そういうシーンも描かれていてファンとしてはそれも楽しからずや、というところです。

テンペストと合わせてぜひ。テンペストは文庫になるそーです。で、舞台にも。近いしいきたいなー。


テンペスト

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テンペストを読む

テンペストっていってもシェークスピアではなく、池上永一さんのほうの小説。

シャングリ・ラ、レキオス、そして、テンペストを読んで、あらためて、おもしろい!荒唐無稽なのですが、何しろ史実をフィクションの要素に取り込んでいるので、妙な現実感とあいまって不思議な感覚です。
小説ってほとんど読まないので、ひさしぶりになんだか人間っぽい物語に触れて、人間らしさをちょっと取り戻したような、そんな心地です。

既に2年前の作品なのですね。いつでも読めるはずだったのに、なぜ今読んだのか、読もうと思ったのかについて。

一つは、沖縄料理店でお昼を食べて、ああ、夏だし沖縄いいなー、とおもい、琉球が舞台のテンペストを思い出した、ということ。

もう一つは、前回の投稿で、沖縄基地問題を取り上げたので、そういえばその辺りの機微については池上さんの小説だ、と思い出し読んでみた、ということ。

コンセプトとしておもしろいのは、「国土」ということ。王朝とか王権とかはおいておいて、土地がありそこに住まう人々がいる、っていう素朴な発想は、そういえばあんまり最近感じていない事だったな、と。
海外に出て行った方がいいんじゃね?と漠然と考えつつ、海外情勢を追ってみたりしてみても、やっぱりもどってくるのはザ・日本人としての自分だったりします。
先祖、そして土地に愛着があったりと、近代合理主義、また産業資本主義的な考えとは相容れないなにかを、当たり前の存在と考えています。
この感覚は、先天的なものなのか、後天的なものなのか。伝統によるものなのか普遍のものなのか。都会で一人暮らしをして永くなりますが、その感覚は衰えていない。この価値観は必要なのか不要なのかというところも、実はどうも引っかかる部分です。ただし、この事をかんがえだすと、商売あがったりです。ええ、そりゃあもう。

テンペストを読んで、そんな事をもやもやと考えてしまい、ビジネスに支障をきたしそう。とりあえず、旧盆というこれまた民族的な伝承に右往左往されつつ、ご先祖様にご挨拶に帰らねばと思う夏のひでした。


お話は無茶っぷり

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レキオスを読む。

著者の池上さん、天才です。無茶っぷりがすごいですね。シャングリ・ラを読んですごいなー、と思っていたのですがこの作品もすごいです。

この無茶っぷりというのは、個人的には向井秀徳さんのような無茶っぷりと近い感覚です。顔も、なんか似てる。。。

以前、SIGHT誌のインタビューで、沖縄という土地での不思議な話をされていたので、興味がありましたが、その感覚がモロに出ていて、くらくらとしためまいに見舞われます。

モチーフになる、歴史性やらの材料というのは、使いようによってそこまでになるかー、というのにびっくりします。